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宇宙芸術情報 2011.11

地表より遠く離れて | Far Away from the Surface

逢坂卓郎と鈴木ヒラクの二人展「地表より遠く離れて | Far Away from the Surface」が東京のタリオン ギャラリーにて開催されています。

開催期日:2011年11月19日(土)  –  2011年12月28日(水)
開館時間:11:00~19:00
休廊日 :日月祝
オープニングレセプション:11月19日(土)  18:00~20:00

タリオン ギャラリー Talion Gallery:http://taliongallery.com/

 

展覧会のご案内

今回は宇宙線に加えて地中からのガンマ線、気中のアルファ線とベータ線を検出し光に変換する試みです。
ドローイング作家の鈴木ヒラクとの二人展です。
12/28までの開催となりますので、ご笑覧いただければ幸いです。

TALION gallery is delighted to announce the opening of the gallery’s first exhibition of two artists, Hiraku Suzuki and Takuro Osaka, “Far Away from the Surface”, from November 19th to December 28th, 2011.
Each of the artists have continued developing their own artistic practices, and, in this exhibition, they deeply sympathize with each other beyond the differences of their generations and media.


photo(left) by Kazumasa Sako

日本のライトアートの草分けである逢坂卓郎は、地球に降り注ぐ宇宙放射線を視覚化する一連の作品を世界各地で発表し、光という制作素材のいまだ汲み尽くされない可能性を提示してきた。この一連の作品では、それぞれに何万光年、何億光年という時空を超えて地球という極小点にたどり着いた宇宙放射線が、シンチレーション検知器によって捉えられ、LED の明滅へと変換される。そこで視覚的に現れるものは、テクノロジーによって検出された自然現象の結果にすぎないが、その時間的・空間的背景をめぐる想像力によって、光の明滅に特異な強度と、通時的かつ共時的な普遍性を与えている。逢坂卓郎による光は、アートとテクノロジーの差異を無効化し、地球全体をローカルなシステムとして相対化する視点へと結びついている。

本展では、これまでの放射線を光に変換する一連の作品を進化させ、それぞれに異なる三種類の放射線を視覚化し展示空間を構成する。三種類の放射線とは、一つは宇宙から降り注ぐ宇宙線であり、もう一つは地中から立ち上がるガンマ線、そして最後の一つは、ガイガーカウンターによって検知される大気中の放射線である。放射線の測定値が日々取り沙汰される社会状況において、逢坂卓郎の一貫した取り組みがシリアスな今日的問題と交錯する、興味深い展示となる。

(テクニカル・エンジニア:倉田真一 東京都市大学)